ウラジロガシ(裏白樫) - 植木に関する百科事典サイト:植木図鑑

ウラジロガシに関する情報収集にお役立てください!

ウラジロガシとは

いわゆるカシの仲間で、他のカシとくらべて幹が赤いことから名づけられました。日本では宮城、新潟より西側から九州の山に自生しています。カシの仲間の中では一番葉が大きいため、オオガシという別名もあります。アラカシよりも葉が大きく、木姿としては、少し大味なため庭木や緑化木としての利用は少なく、木材として建築から、農具、薪まで幅広く利用されています。大きく育ちやすいことや木材として一般的なことから、天然記念物や様々な地域で自治体指定木となっています。

ウラジロガシの写真 ウラジロガシ
ウラジロガシは定番の植木

ウラジロガシの種類・選び方・おすすめ

ウラジロガシは、原種の生産が主な樹種です。今のところ派生した園芸品種はありません。

ウラジロガシは目隠しやシンボルツリーとして植栽するのが一般的です。生垣などはあまり見かけません。選び方は、植栽のスペースに合わせて、なるべく樹形が整って成長したものがおすすめです。

ウラジオガシの特徴

ウラジロガシは、芯が立たずに樹冠が大きく広がる木です。自然と美しい樹形に広がっていきます。放っておくと横枝が発達し葉張りがでますが、刈り込み剪定などで抑えることも出来ます。またどんぐりがなる木としても有名です。


表側はあまり差がなく見分けづらい。ウラジロガシのほうが若干葉の縁が波打っていることが多い。

ウラジロガシとシラカシの見分け方 見分け方
左がシラカシで右がウラジロガシ(表)

裏返すとウラジロガシのほうが白くなっているのがわかる。肉眼で見るとかなり白さを感じることが出来る。

ウラジロガシとシラカシの見分け方 見分け方
左がシラカシで右がウラジロガシ(裏)

ウラジロガシの幹肌 幹肌
灰黒色の幹で少しザラザラとした幹です。

ウラジロガシ樹形 単木の生産が中心で株立ちはあまり見かけません。

育て方

栽培環境

ウラジロガシは、肥沃な土壌を好みます。土壌づくりは、土は赤玉土か黒土7:腐葉土か市販の培養土3で配合し、水はけのよく肥沃な地にするとよいでしょう。 日照条件は、日向~日陰まで可能ですが、日陰では葉の付きが悪くなります。西日には強いです。乾燥にも一定の強さを見せます。

肥料

緩効性の有機肥料(鶏糞など)と少量土に混ぜ込んで植えるようにします。始めは少量にして置きあとは状態を見て追肥を行います。

気を付けたい病害虫

カミキリムシやコウモリガの幼虫等に幹を食害されることがあります。見つけ次第、侵入孔に殺虫剤を注入します。

メンテナンス

樹形を整えるための剪定

ウラジロガシは自然と樹形が揃うので放っておいても問題ありません。刈り込みに強いため、好みの樹形に仕立てることが可能です。大きくなりすぎた場合は、希望の高さや幅の手前でぶつぶつと太い枝を切り、柔らかい枝を出して樹形を整えます。

追肥

葉の様子を見ながら油粕などの追肥を与えるようにします。葉がきれいな深緑色をしていれば追肥の必要はありません。

植え替え

適期は落葉期である5月から真夏を避けて9月下旬までの間です。土を崩さないように根ごと掘りあげて植え替えるようにします。ウラジロガシは移植にあまり強くない為、移植後に枝を切って葉の量を減らす必要があります。また水管理も注意するようにします。

まとめ

作業カレンダー・年間スケジュール

  • 観賞時期:秋どんぐり
  • 植え替え:5月~9月
  • 剪定:4月~9月

ワンポイントアドバイス

  • 樹形が美しい
  • 成長が早く剪定が必要となることも
  • 丈夫で育てやすい
  • 西日に強い
  • 目隠し
インデックス
  • 西日に強い
  • 目隠し

基本データ

学名:Quercus stenophylla Makino
1科・属ブナ科 コナラ属
2タイプ高木/常緑広葉樹
3和名ウラジロガシ(別名 ウラシロガシ)
4原産国日本
5日照条件日向~半日陰
6植栽条件露地植え
7耐寒性◯(東北南部)
8耐暑性◯(九州まで)
9耐陰性
10育てやすさ◎ 丈夫で育てやすい
11成長の速度やや早い
12用途緑化木

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