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タブノキとは

タブノキは細長く照りのある葉をもつ常緑樹で、マテバシイと形は似ていますが、マテバシイよりも葉は小さいです。成長が早く大木になりやすいため、古くから舟材などで活用されていました。日本では沿海地域での自生が見られ、潮風に一定の強さを見せることから、臨海地域での植栽で多く利用されています。耐寒性はさほど強くはありませんが、沿海地では東北南部にまで自生が見られます。

タブノキの写真 タブノキ
タブノキは定番の植木

タブノキの種類・選び方・おすすめ

タブノキはの原種の生産が主な樹種です。今のところ派生した園芸品種はありません。

タブノキは目隠しやシンボルツリーとして植栽するのが一般的です。生垣などはあまり見かけないようです。選び方は、植栽のスペースや用途に合わせて、枝葉が広がったものやスッキリと整えられたもの等、用途に合った樹形のものがおすすめです。成長が早いため、庭木としてはあまりお勧めできません。

タブノキの特徴

タブノキは、はっきりとした芯は立たずに樹冠が大きく広がる木です。自然と美しい樹形に広がっていきます。放っておくと横枝が発達し葉張りがでますが、刈り込み剪定などで抑えることも出来ます。

タブノキの葉
細長い楕円形の葉。美しい深緑色で葉の表面は照りがあります。

タブノキの幹肌 ゴツゴツとした灰褐色の幹 タブノキ樹形 単木、株立ちともに生産があります。

タブノキの育て方

栽培環境

タブノキは、肥沃な土壌を好みます。土壌づくりは、土は赤玉土か黒土7:腐葉土か市販の培養土3で配合し、水はけのよく肥沃な地にするとよいでしょう。 日照条件は、日向~日陰まで可能ですが、日陰では葉の付きが悪くなります。西日には強いです。

肥料

緩効性の有機肥料(鶏糞など)と少量土に混ぜ込んで植えるようにします。始めは少量にして置きあとは状態を見て追肥を行います。

気を付けたい病害虫

病害虫はほとんどつきません。

その他、気を付けたいこと

葉が大きく、自生が沿海地域であることから、積雪の多い地域では葉に雪が積もることで枝折れする場合があります。雪の積もりやすい地域での植栽には注意が必要です。

メンテナンス

樹形を整えるための剪定

タブノキは自然と樹形が揃うので放っておいても問題ありません。刈り込みや剪定をする場合は、剪定後の回復が早くはない為、強い剪定は極力避けるようにします。

追肥

葉の様子を見ながら油粕などの追肥を与えるようにします。葉がきれいな深緑色をしていれば追肥の必要はありません。

植え替え

適期は落葉期である5月から真夏を避けて9月下旬までの間です。土を崩さないように根ごと掘りあげて植え替えるようにします。タブノキは移植にあまり強くない為、移植後に枝を切って葉の量を減らす必要があります。また水管理も注意するようにします。

まとめ

作業カレンダー・年間スケジュール

  • 観賞時期 花5月~6月花(小さく目立ちにくい)秋:黒くて小さな実
  • 植え替え 5月~9月
  • 剪定 4月~9月

ワンポイントアドバイス

  • 樹形が美しい
  • 丈夫で育てやすい
  • 西日に強い
  • 目隠し
  • 潮風に強い
インデックス
  • 西日に強い
  • 目隠し

基本データ

学名:Machilus thunbergii
1科・属クスノキ科 タブノキ属
2タイプ高木/常緑広葉樹
3和名タブノキ 別名 タマグス、イヌグス
4原産地日本(南東北沿海地)
5日照条件日向~半日陰
6植栽条件露地植え
7耐寒性△(南東北沿海地以南の気候)
8耐暑性〇(沖縄まで)
9耐陰性
10育てやすさ◎ 丈夫で育てやすい
11成長の速度早い
12用途緑化木

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